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どの程度の傾斜度があれば怖く感じるのかと思い、
山の斜面の傾斜度を分度器で測ってみました。
恐怖感は次の3点の影響が大きいようです。
1.傾斜度 30度以上になるとだんだん怖くなる。
2.斜面の長さ 20m程度から怖さを感じるような気がします。
3.林の中か、何もないかで全然恐怖感は変わってきます。私はこれが一番大きい。
家やビルの階段についてはどの程度なのか、いつか調べて見ます。
インターネットで調べると45度程度と書いたのがありました。
エスカレータの傾斜は標準で30度のようです。
建築基準法の改正で現在は35度まで認められているようです。
下の斜面は宝満山の行者道付近です。
およそ30度です。林の中なので怖くはありません。
この程度の斜面でも何箇所かロープがあります。
下の写真は平治岳の大戸越からの斜面ですが28〜30度です。
上りはそうでもありませんが下りのざらざらの道が滑りやすそうな道でした。
下の斜面は三俣山を久住分れから見たものですが、坊ガツルからの直登ルート斜面付近。
坊ガツルから見上げた時にとても登れないと思っていました。
43度〜47度程度です。直登ルートはまだ向こう側かもしれません。
その上高度差が400m程度あるので上から見ると絶壁のように見えるのではと思います。
右は坊ガツルから見上げた所です。
2015年10月17日にこのコースを上がりました。
上の右写真のガレ場の左に登山道がありますが傾斜は急な所で40度程度かもしれません。
ずっと上まで林の中の歩きであまり高度感は感じませんでした。
高低差は500mで直登に近いので疲れました。
天狗ケ城は久住の方から見ると垂直に近いように見えましが星生山より横から見ました。
頂上近くでだんだん急になり40度近くになってます。実際に歩くと見たほど急には感じませんでした。
右は中岳との鞍部からです。一番急な所で40度程度です。
諏蛾守越から三俣山への部分は32度程度です。
登山道はそれほど急ではありませんが北千里浜側が急で高度感があります。
これは長者原から見た三俣山本峰から大鍋への急坂です。斜度は40度程度です。
標高差は100m程度です。潅木の中の道で高度感はあまりありませんが、木の根を掴んだりロープを掴んで上がりました。
斫石峠から釈迦ケ岳への直登ルートは急です。 おそよ40度ですが林の中なので怖くはありません。
下の写真は雲仙の国見岳斜面です。
左は紅葉茶屋へ下りの途中から右は普賢岳からですが45度近い傾斜です。
高低差は70m程度で斜面は長くはありません。
下の斜面は根子岳天狗峰です。天狗のコルから最初の岩場はザイルが必要です。
その先の登山道になると傾斜は40度はないようです。
ただ岩場の狭い尾根なので恐怖感は凄いと思います。
野北の岩場で練習した所
3m程度までしか上がりませんでした。70度程度ですがあまり高くなければ怖くありません。
---------参考資料------------------------------
インターネットで調べた傾斜度ですが
皿倉山の帆柱ケーブルの最大傾斜は28度です。
ケーブルカーでは高尾山が日本一を誇る傾斜度31度18分と書いたのがありました。
中部国立公園の毛勝山の頂上付近の雪渓の傾斜度は50度。
富士山は東西で最大傾斜角は30度程度、南北では最大傾斜角は40度程度というのがありました。
面白いのは人に富士山を書かせるとそれ以上の傾斜で書いてしまうらしいです。
実際以上に傾斜があると感じてしまうのでしょうね。
クサリ場も多分それほどでもないのに、長く書いたのもインターネットで見かけます。
インターネットで比較すると、同じクサリ場でも大きな差があります。
人は傾斜度も高さも実際以上に記憶として残ってしまうのではないでしょうか。
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