山歩きの記録
           2018年9月21日~26日 フィンランド旅行の思い出
Top
Back

今回は初めてのフィンランド旅行でした。
オーロラを見たいと思っての参加でした。
今年1月頃カナダのイエローナイフに行くことを考えましたが、気温がマイナス30度から40度程度に下がるとのこと。寒いのは苦手です。
また福岡空港からの直行便がなく成田等で乗換もいやでした。

今回は残念ながらオーロラを見ることはできませんでしたが色々な経験をしました。

福岡からヘルシンキ直行ですが10時間程度かかります。前の座席との間が日本の国内便より狭いような気がしましたが気のせいかも知れません。
コースはまさか北朝鮮は通らないだろうと思っていましたが北京の北を通ったようでした。

ヘルシンキに着きましたが大きい空港だと思いました。
喉が渇いたので自動販売機の前で5ユーロを持って考えていたらコインしか使えないと教えてくれました。
両替できる所を搭乗ゲートの係員に聞くと25番ゲート付近にあるかもとの返事。
ちょっと遠いなと思って進むと両替所が途中にありました。
そこで5フランを2枚出すと1枚だけしかできないと言って交換してくれました。
そして先ほどの自動販売機の所に戻り財布がないのに気が付きました。
どこで落としたかわからないですが先ほどの両替所まで戻りました。
すると両替所すぐ前の床の上に私の財布が落ちていました。
多分戻ってくるまで2、3分だったと思いますが奇跡と言っても良いでしょう。
これが今回の旅行の幸運の始まりとなりました。

----------------------------------------------
次は幸運ではなく不思議な事です。
レヴィのホテルに泊まった翌朝のことです。
エレベータに乗って行く先を押す前にルームカードをタッチします。
ルームカードがなければエレベーターは動きません。下りの場合はタッチ不要です。
3階を押した積りでしたが4階に止まりました。昨晩から何度か上がったので特に階の番号も確かめず、左の何番目の部屋と覚えていたのでルームカードをタッチしました。
開きましたが入ろうとしたら中から人が出てきました。
びっくりして395の部屋だと言うと495の部屋でした。部屋の番号を見ると確かに495です。
そこでその人(ヘルシンキからの男性)と3階に行きタッチすると395が開きます。
つまり395と495の両方が開いたわけです。
ヘルシンキの人と一緒にフロントに行きルームカードを作り直してもらいました。
ヘルシンキの人はフロントの人にフィンランド語で何かしゃべってました。
そして戻ると今度は自分の部屋が開きません。
またフロントに行きルームカードを作り直してもらってやっと開きました。
ルームカードのシステムがどうなっているのか、設定が難しいのか、2以上の部屋の設定ができるのかはわかりませんが不思議な事でした。

----------------------------------------------
スマホの話をちょっと。
フリーWifiは空港やホテルですぐ使えます。パスワードはなしです。
ロバニエミのホテルだけでは接続時にパスワードではなく名前と電話番号を入力したような記憶があります。
ホテルを出るとフリーWifiは使えなくなるので世界データ定額を使いました。
これは24時間980円で24時間後に自動切断されるので安心です。
使う前にiPhoneやiPadに世界データ定額を日本でインストールしていました。
これを使う時は機内モードをオフにしWifiもオフにしモバイルデータ通信をオンにします。
これでiPhioneをインターネットに接続できました。詳しい設定方法はまだあったかも。
そしてティザリング設定をしてiPadはiPhone経由でインターネット接続しました。
これで外で両方が使えていました。
実際にはiPadはすぐ切れるのでiPadも世界データ定額を使うように設定しました。
これで日本国内と同じように両方とも使えるようになりました。
Google Mapはどこに行こうと地図を表示しナビゲータも使えるので便利です。

まだ別に24時間2,980円の世界ダブル定額と言うのがあったり、世界データ定額は月に1回目の使用は無料らしいので請求が来た時に確かめるつもりです。

このような使い方をする人は少ないようで問合せした時の人によっては、設定方法の説明が違ったりするので何度も問合せしました。
例えば世界ダブル定額は世界データ定額が使えなければ自動的にダブル定額に変わるという人と、世界データ定額と同じような開始設定が必要と言う人がおり不明のままです。

----------------------------------------------
次はドローンの話です。
持って行こうかどうしょうかと最後まで悩みました。
海外ではドローンで何か起きた時の保険が効かないのです。
ある保険会社に電話で聞くと海外でドローンの保険が使えるような保険はないでしょうと言ってました。
とりあえず持って行って飛ばせるような場所があれば飛ばそうと思いました。
ドローンの規制は日本より緩やかでした。

レヴィのホテルでの自由時間でホテルのフロントでどこかドローンを飛ばせる所がないか聞くと、近くに広い駐車場があると教えてもらいました。

少しだけ、多分5分程度ですが40m程度の高さまで上げて飛ばしました。
このムービーの表示はここをクリックしてください。2分35秒程度です。

次はサンタクロース村観光が終わった後1時間程度の自由時間があったので飛ばすことにしました。
レヴィと同じように飛ばせると思いましたが200m程度飛んでから制御が効かなくなりました。
この程度の距離で制御不能となるのは初めての事です。
ドローンは勝手に湿地帯の先へ飛んで行きます。
しばらくiPadの画面を見ていたら信号が弱いと出て、そのあとリターンホームをキャンセルのボタンを表示しました。つまりリターンホームを実行中ということです。
戻ってくると思っていましたが今度はバッテリ残量がないので緊急着陸の表示。
湿地帯に着陸してしまいました。
広い湿地帯なのでほぼあきらめに近いような状況です。

するとフィンランド人らしき人が近くを通りかかりました。
ドローンが飛んで行ったと話すとドローンの軌跡を見て近いと言いました。
軌跡の表示はDJI GO 4ですがどのような地図だったか思い出せません。
ドローンを探すというツールを使ったはずですが地図を変えたか記憶にありません。

この人が通りかかったのが2番目の幸運でした。
こっちだと言って先に進んで歩き始めました。
湿地帯の木道をどんどん進みましたが、軌跡をまた見せるとこっちだと言って少し戻り湿地帯の中への薄い踏み跡を進むのでついて行きました。
するとここにあるよと言って指さしました。
そこは水がなく綺麗な格好で着地していました。

このムービーの表示はここをクリックしてください。2分35秒程度です。
  ドローン撮影の時間は11分42秒ですが途中と着地後はカットしています。

これも奇跡のようなことでしたがお礼に何かアルコール飲料でもと思って聞くとコーヒーを飲むと言われたのでコーヒーショップに行き注文しました。
そこで話すとこの人はロバニエミに住んで60回は日本に行ったことがあるよと言います。
仕事はログハウスの販売関係とのことで、名前は書いてくれたけど発音できません。
福岡空港も博多駅も知っているとのこと、今日はハーレイのような大きなオートバイに乗ってツーリングしているとのことでした。
日本語はだめで英語でしたが私が一生懸命話すと理解してくれました。
そこでメールのアドレスを交換しました。
帰ってからすぐにお礼のメールを出しました。

この人に会ったこと、水のない所に着地したことは幸運ですがもうひとつあります。
バッテリ残量不足で着地したことです。バッテリがまだ残っていたらどこまで飛んだかわかりません。
人に当たる可能性もあり、建物にぶつかる可能性もありました。
近くの車道は高速ではありませんが100Kmまで可能なようです。
もし何かあれば日本に帰れなくなる可能性もあったと思います。
バッテリ切れで緊急着地したことが今回の旅行での最大の幸運でした。
帰ってからですが日本でドローンで事故を起こすと2、3日は留置場と行政書士の人から聞きました。冬は寒いそうです。

今回の旅行では帰るまで何があってももうドローンは飛ばさないことに決めました。
今後は日本で飛ばす時も今まで以上考えて飛ばします。