山歩きの記録
           2009年6月1日 平治岳・坊ガツルテント泊
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テント泊一式分を40Lザックに入れようとしたらなかなか入りません。
40Lザックではきびしいです。4月23日の予行演習では着替えとか入れてませんでした。
アマ無線やツェルトはあきらめ、水も500ミリ2本にすると重さは12K弱までになりました。
木金で行こうかと思ってましたが天気予報を見て月火としました。
前の夜にインターネットで31日の平治岳の写真を見て変えた方が良かったかもと思いました。

平治岳のミヤマキリシマの写真はここをクリックです。

動画を作成してます。表示はここをクリックしてください。

雨ケ池経由にしょうかと思っていたらバスで一緒の女性2人のグループの人と話して
吉部から歩いたことがないとのことでタクシー代割勘で吉部登山口からとしました。
有料駐車場に車も多く道路横に沢山車が駐車しています。
最初なのでわからないまま林道を歩きました。昼食を済ますまで女性二人と一緒にゆっくり歩きました。


この林道は長く単調です。展望もありません。暮雨の滝経由にすべきでした。
途中で12時30分頃になったので食事としました。
鳴子川にかかる橋を渡るとやっと展望が開けます。
直ぐにキャンプ場に向かい平治岳を見上げます。直ぐにでも出発したいのですがまずテント設営です。
近くの福岡から来たテント設営暦30年の人が私がもたもたしているのを見かねて手伝ってくれました。


明日ゆっくり登る積りでしたが山のピンクの状態を見ると明日まで待てません。
テント設営後サブザックに必要なものを入れて出発です。
ここの登山道は途中真っ黒な火山灰のぬかるみの所があります。
出発が遅かったので下りてくる人と30人以上すれ違いました。
大戸越に着くと左にミヤマキリシマで綺麗な平治岳南峰を見上げます。


ここには数人の人しかいません。斜面にも3〜4人が見えるだけです。
上り専用の入口を探し登り始めます。


ここは私が思っていたより急でした。ロープを張った所もあります。
段原から大船山頂への登山道より難易度はここの方が上だと思いました。


大戸越を振り返ると人が小さく見えます。


南峰山頂付近まで上り専用の登山道が続きます。写真の先は坊ガツルです。


南峰に着くと本峰の山頂が見えます。下り専用の標識を確認し本峰(北峰とも言う)に向かいました。
本峰から西に続く斜面(写真の左)のミヤマキリシマが素晴らしいです。帰りにゆっくり見ることにします。


下は本峰山頂の標識です。平日で時間が遅いので2〜3人しかいません。


下の写真の左は中岳方向、右は星生山の方向です。由布岳は霞んでやっと確認できる程度です。


下は山頂のミヤマキリシマの状況です。虫害で花が枯れた木は2〜3本見つけただけです。
多分左写真の中央のピークが坊ガツルから見えるピークです。


下は本峰からみた南峰です。右先の岩の付近が山頂と思います。


緩い下りで南峰に戻ります。
下は登山道の横でみたミヤマキリシマの腹わたとも言えるような部分です。
花のしたはこうなってるんですね。凄い生命力を感じます。人間の血管みたいなものですね。


南峰には展望の良い岩が二つあります。そこからの展望です。


先は三股山と坊ガツル方向です。




下り専用の道を通って下ります。


この下りはざらざらの小さな石で滑りやすい所があります。上りよりこの下りがいやです。
下る途中でイワカガミの咲いているのを見つけました。


大戸越に戻りゆっくり坊ガツルに下りました。
明るい間に食事を済ませます。夕焼けです。三股山の北斜面です。


急に気温が下がってきます。
ダウンを着てましたが夕焼けを見ていると急に寒気がしてきました。
テントに入りましたが何か変です。多分熱がでてきたのだと思います。
とにかく震えが止まりません。
ダウンの上に上着を着、その上にカッパを着てシュラフに入って歯を食いしばっていました。
そして風邪薬コルゲンを飲んで30分程度すると震えが止まりました。
本を読もうかラジオを聞こうかと思って持ってきましたがそんな気になりません。
9時過ぎになると家のベッドと同じように暖かくなり9時30分頃に眠りました。
家でよりはぐっすり寝たような感じで朝4時頃鳥の声と共に眼がさめました。
昨夜の寒気は何だったのかと思うようにすっきりした感じです。
4時30分頃外にでましたがあまり寒くは感じません。
5時頃になると何人かの人が平治に向かって行きます。
食事を取り熱い味噌汁とコーヒーを飲んで元気がでてきました。
寝る前には今日の山行はあきらめるかと思ってましたが予定通り北大船に行くことにしました。

気温は多分8度かそれ以下まで下がったのではと思います。
法華院山荘で昼食の時に聞くと最近何日か寒い朝が続いているとのことでした。
長者原の店や駐在所の人もまだストーブや電気毛布を使っていると言ってました。

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初めてのテント泊装備です。
テント ステラリッジテント1型(1.9K)。グランドシート、エアーマット、エアー枕。
シュラフ ULスーパーストレッチ#3ショート(645g) 0℃〜。
アタックザック20L(背中の所に堅い板のようなものが入りとても良いです) BALANCE LIGHT20(350g程度)
  板は抜いてザックに入れるとアタックザックは丸めることができます。
ガスコンロ(ジェットボイル)、ボールセット、ポカリ500ミリ*2、ビニール水筒(最初はカラ)
カッパ上下、ダウン、着替え、ピンチセット(ヘッドランプ、薬、エマージェンシーシート、三角巾等)
食事(乾燥物ばかり)、ケータイ、予備デジカメ、予備電池、非常食
ラジオ、本1冊、地図コピー
主なものは以上です。デジカメやGPS、ストック等持つものを入れると12K以上になります。
エアー枕は動いて使いにくかったので今後は考えるべきでした。
夜すぐに寝ることができれば本は不要かと思いました。
40Lザックではきびしいので50Lか55Lがほしいです。無理に押し込んだのでパンはペシャンコです。

コースタイム 
吉部登山口(11:28)-鳴子川橋(13:10)-坊ガツルキャンプ場(13:35)-テント設営-平治登山口(14:34)-大戸越(15:13)-平治南峰(15:44)-平治本峰(16:02)-平治南峰(16:19)-大戸越(16:44)-平治登山口(17:37)

歩行距離 11.5K  累積標高 909m

青が今日の軌跡です。

この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)
及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。
(承認番号平19総使、第620号