山歩きの記録
           2009年5月27日 阿蘇高岳
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今日はシェルパ山行、阿蘇高岳です。
参加料は4,400円です。単独で列車とタクシーを利用すれば1万円オーバーとなりますので断然安いです。
残念ながら天気が悪く風がとても強かったので中岳付近で苦労しました。
もし単独で行ったとすれば多分高岳で引き返したのではないかと思いました。
仙酔峡のミヤマキリシマは終わっていましたが、天狗の舞台斜面はベストでは
ないかと思うような花付きでした。
ミヤマキリシマだけの写真はここをクリックです。

仙酔峡駐車場から出発です。少し雨が降っているので最初からカッパを着ました。
花酔い橋を渡ります。


付近には沢山ミヤマキリシマがありますが花は枯れてしまっています。枯れた花は落ちる寸前です。


石段を上がると尾根歩きとなります。


写真のような尾根歩きがずっと続きます。ガスもだんだんひどくなってきます。
下の右の写真の大きな「中間点」と書かれた岩を通過します。


急坂がずっと続きます。


途中大きな溶岩壁にぶつかります。右の写真の黄色いロープがあります。
ロープを利用しなくても登れる程度です。


岩の上に出ると時々視界が開けました。10秒程度ですぐにガスの中です。


左右にテーブルのような平たい岩が見えてくると稜線はもうすぐです。写真の中央付近で稜線に出ます。


稜線に出て天狗の舞台の方向を見るとミヤマキリシマの群落が見えます。
あまりに綺麗なようなので予定外の行動で近くまで見に行くことになりました。


ミヤマキリシマを見渡せる所までは1〜2分の距離です。
近づくと皆歓声を上げています。


雨がレンズに付着しボケている所があります。




ズームアップして見るとまだツボミもあり9分程度の咲きです。


ミヤマキリシマの横に白い花。多分これはマイヅルソウ。


鷲ケ峰の岩壁にもミヤマキリシマが見えます。


遅すぎたと思っていたのに素晴らしい花で疲れも吹っ飛びます。
ここを戻り高岳山頂に向かいました。正面に高岳山頂が見えます。


下は高岳山頂から中岳方向と、根子岳方向です・


中岳に向かうとだんだん風が強くなってきます。先には他のグループが歩いていました。


中岳山頂近くでは風が強く吹き飛ばされそうなので座り込んで弱くなるのを待ちます。


風は弱くなりそうにないので山頂まで10mか20m程度でしたがあきらめて右斜面に下りました。
風が強くなったり弱くなったりしているのか、場所によるのかわかりませんが中岳付近は特に強かったです。
ガレ場の急坂を下りますが先に火口駅への登山道が見えてきます。


途中から見た火口と砂千里壁の登山道です。




ここの砂千里壁登山道も右からの風が強く左は絶壁なのでできるだけ右側を歩きました。
手すりのある所までくれば安心です。左は振り返った所です。ガスが凄い勢いで流れて行きます。


舗装道路を歩きロープウェイ火口東駅に着きやっと昼食です。ここまで食事ができる所はありませんでした。
台風の時のような風のうなる音を聞きながら駅舎の中で食事を済ませました。
ここからは仙酔峡駐車場まで石段が続きます。
途中で登る時に歩いた仙酔尾根が右に見えます。


今日は朝から天気予報は良くなかったので単独登山の場合には止めた所ですが
グループ登山なので少々の雨では決行です。
でもミヤマキリシマは素晴らしく行って良かったと思いました。

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久しぶりに高所恐怖症の一言
高所にはだいぶ慣れてきました。仙酔尾根は高度感がありますがここはまだいい方です。
特に怖く感じたのは中岳からロープウェイ火口東駅への風が強かった狭い稜線です。
グループの中の高所恐怖でなくあっちこっち行った人に聞くと、
今日の風では単独なら止めますねと言われたのでやはりと思いました。
予定では中岳から砂千里でしたが雨が少し降り、風が強いので中止となりました。
風を心配してましたが中止と聞いて安心しました。

コースタイム 
仙酔峡駐車場(10:35)-中間点(11:33)-ロープ場(12:03)-稜線(12:38)-ミヤマキリシマ鑑賞-高岳(13:06)-中岳(13:32)-火口東駅(14:07〜14:35)-仙酔峡駐車場(15:05)

歩行距離 7.7K  累積標高 878m


この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)
及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。
(承認番号平19総使、第620号