山歩きの記録
           2008年7月27日 行縢山
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朝、日之影町を出発し延岡バスセンターに向かいます。
旅館からは女将さんに自家用車で青雲橋バス停まで送ってもらいましたが、
バス停に着いてストックを忘れているのに気がつきました。
8分しかないので間に合うかわからないけど取ってきますと言って車を飛ばして行きました。
しばらくするとバスが来るのが見えました。だめかと思ってバスが着いて延岡には行きますか
とか聞いたりしてると旅館の車が戻ってきました。
あの急な青雲橋下への観音坂を飛ばして8分で戻ってくるとは日之影の女性は強いなと思いました。
良かった。今日はついているかもと思ったりしました。

下の写真はバスの中から撮ったものです。
二つのピークの左が矢筈岳西峰、右が東峰だと思います。
丹助岳はもっと左になると思います。


延岡バスセンターから行縢神社登山口までタクシーです。
バスが運行されてますが時間が合いませんでした。
途中で車から行縢の凄い岸壁が見えます。左の雄岳と右の雌岳、その間に滝です。
延岡側は凄い崖ですが反対側はそうでもないようです。
タクシーの運転士は水が多い時は遠くからでも滝が見えるけど今日は水が少ないと言ってました。

行縢神社の鳥居をくぐり少し進むと右に行縢の滝の標識があります。
大きな杉の間を通り、小さな木橋を通過し少し登ると滝見橋に着きます。
ここから滝を眺めることができます。下の右の写真は少しズームアップしたものです。

ここまでは観光客もたくさん来るのではと思います。
橋を渡ると岩の多い歩きにくい坂となります。
「落石注意 危険」と書かれた岸壁の下を登って行くと滝壺への分岐があります。


ここから滝壺はすぐです。もの凄い滝です。およそ77mの高さです。


カメラを縦にしても納まりませんでした。写真は滝の上部だけです。
滝の下は滝壺のようなものはなく、大きな岩がありその先に狭い岩の間を水が流れています。


滝下の大きな岩の上まではすぐに行けます。水が多いと少し違ったものになると思います。
分岐に戻り山頂を目指しましがジグザグの岩の急坂が続きます。
宝満山のような感じですが石をきれいに並べてありこちらの方が歩きやすいです。

急坂を登ると雄岳と雌岳の鞍部の山ノ神峠に着きます。
この峠の少し前に雌岳への分岐標識がありました。

峠から北に少し下ると左に山頂への分岐があります。真っ直ぐは県民の森に向かいます。


少し下り沢を渡って左に向かいます。


ここから山頂まで緩やかな登りが続きます。
急坂が現れるのではないかと思いましたが、結局急坂はありませんでした。
ただこの坂は長く今日は暑いのでめちゃくちゃ疲れました。
額からは汗がスタスタ、腕は拭かずに振ると汗が飛びます。
登山口を出て山頂までに500ccのペットボトル3本近くを飲みました。
途中に水場があります。ここで空のペットボトルに水の補給です。


山頂直下に標識と温度計がありました。温度計は26度でした。


ここに詳しい行縢登山ルート図がありました。
色々なルートがあるようです。この図の右に7ルートの説明があります(下の写真)。




山頂はすぐで突然左が開けてきます。


ここの高度感は凄いです。ずっと下に行縢神社横の少年自然の家も見えます。


以前、長崎の虚空蔵山に登った時の恐怖を思い出しました。
大崩、傾の方向は木が邪魔ですがその他は視界が開けています。
下の写真の近くの三角形の山が雌岳です。その左先の山は可愛岳と思われます。


下の右の写真は祖母山方向と思いますが雲がかかってます。

左の写真のUFOみたいなのは指か何かがカメラの前で動いたものです。

下の写真は延岡市と太平洋です。


しばらくすると延岡市の方が登ってこられましたので食事をしながら色々話をしました。
景色はいつもこんなもので秋から冬にかけてが良いとのことでした。
山頂から西への登山道は滝の下の近くに出ると言ってありましたが急坂だそうです。
延岡市に近いので登る人が多いのではと聞くと今は暑いので少ないですよとのことでした。
登る時に降りてくるすれ違ったのは4人で下る時にすれ違ったのは1人だけでした。
ただ山ノ神峠を通って県民の森へ向かったりの人はまだ多いようで何人かに会いました。

下りもゆっくりでしたが汗がどんどん出てきます。水場でまた補給しました。

下りでまた滝見橋付近の写真を。
滝も凄いですがここから右にはもの凄い雌岳の岸壁が覆い被さっています。

写真ではあまりわかりませんが、この岸壁は真上に覆い被さっているように感じます。

同じ道を下りましたが登山口に着いた時は汗でびっしょりです。
ここで延岡の人とまた会い銭湯はないかと聞くと延岡市内に1軒はあったはずだがとのことでした。
シャワーなら少年自然の家にあるかもとのことでそこに行きました。
ここがなかなか親切ですぐバスタオルを貸してくれてシャワーを使わせてもらいました。
後で利用者としての住所、氏名等を書きましたが無料でした。
泊まりも非常に安く今度はゆっくり泊まりで来てくださいと言われました。
夕食、朝食付で1泊 3,000円もかかりません。県外からでもOKです。
県の施設ですが最近は民間で管理するようになって変わってきているとのことでした。

ここからバスで延岡バスセンターに戻り博多まで高速バスで帰りました。

2日間とも暑く汗がでて水もずいぶん飲みましたが家に帰って体重を測ると
出発前に比べて1.5K以上は体重が減ってました。
体の中の水分が入れ替わってしまったようで爽快でした。

2日過ぎると山に行く前以上に体重が増えてしまった〜。

コースタイム 
行縢神社登山口(09:39)-滝見橋(10:11)-滝壺分岐(10:30)-滝壺(10:34)-滝壺分岐(10:42)--山ノ神峠(11:10)-行縢山頂分岐(11:15)-水場(11:43)-行縢山頂(12:22)

行縢山頂(12:58)-水場(13:20)-行縢山頂分岐(13:40)-山ノ神峠(13:42)-雌岳分岐(13:52)-滝見橋(14:22)-行縢神社登山口(14:57)

歩行距離 6.2K  累積標高 690m



この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)
及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。
(承認番号平19総使、第620号