山歩きの記録
           2008年4月12日 久住山・扇ケ鼻
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以前屋根を借りるだけの山小屋は泊まったことはありますが、食事、寝具付きは初めてでした。
いつの間にか眠ってしまい、ふと目が覚めると3時過ぎでした。
時間を見てまた寝ましたが次に起きたのは5時30分頃でした。
充分寝たのでごそごそと起きましたが外は寒いです。
受付の前の外の温度計は7度でした。
冷たい水で顔を洗い歯磨きはガムで済ませ、髭剃りは持ってきたけど面倒なので伸び放題です。
しばらくして冬用の手袋をつけ坊ガツルに散歩にでかけました。
少し寒いですが空気は澄んで気持ちよく、早起きの鳥が盛んに鳴いています。
30分程度写真を撮ったり散歩してかえってきてしばらくすると朝食です。
朝は中盛りでしたが、さすが朝はお代わりはしませんでした。

時間が早いのでどうしようかと思いましたが、ゆっくり歩くことにして出発しました。
山荘の裏から諏蛾守越のほうへ向かいます。
岩で歩きにくい坂ですが砂防ダムを右に見ながら上ります。
岩には黄色のペンキの印があり迷うことはありません。


しばらくすると北千里浜に着きます。右のずっと先には諏蛾守越の非難小屋が小さく見えます。


諏蛾守越分岐まで行き硫黄山の噴煙を右にみながら左に向かいます。
  千里浜と北千里浜について
     決定版九州の山歩きを参照しましたが、
     他の書籍では諏蛾守越から久住分れの下までを北千里ケ浜、法華院温泉への
     平地は名がついていない場合が多いようです。

すぐに広い千里浜となります。千里浜から久住分れに登る所は岩の中の道です。


久住分れに着くと久住山がすぐ前に見えます。ここまで二人とすれ違いました。
ここまでくるとたくさんの登山者を見かけます。

ここで少し考えましたがとりあえず久住山登山口分岐点まで行くことにしました。
天狗ケ城・中岳は左で右の久住山には山頂で動いている人が見えます。
途中の登山道を登る人も数人以上は見えました。
近くまでくると思ったほどではないので久住山に向かうことにしました。
山の形は昔とかわりませんね。
坂はそれほど急ではありません。途中から右に曲がり尾根状の道となります。
岩場の道ですが急ではないので苦にはなりません。すぐに山頂に着きました。
山頂には10人程度の人がいました。

残念ながら遠くは霞んで見えません。阿蘇はいくら探しても見つかりません。
しばらくすると若い人が登って着ました。
ここが頂上?とか聞いています。その後韓国語で下に向かって叫んでいます。

写真を何枚か撮り下山しましたが、たくさん韓国からの人が登ってきます。
こんにちはと声をかけるとアニヨン--?とか返ってくるのですぐわかります。
多分今日の山頂は7割以上の人が韓国からではないかと思いました。

帰りに中岳方面への道を確認するためその道が見える所まで行きました。


上の写真の天狗ケ城の登りが急なのと中岳へ向かう右が崖の斜面の道が気になりました。
近くまで行ってみないとわかりませんのでいつかの機会にと思いました。
この写真をアップして天狗ケ城と斜面を見てみました。
下の左が天狗の急登(黄色いペンキマークがあるようです)。右は御池への斜面(右端に一人見えます)。




久住分れの避難小屋の横を通過し岩の道を進むと西千里浜となります。
九重は岩が多いですね。こんな大きな岩ばかりでもガレ場と言うのかな?
山岳用語集によるとガレ場とは「大小さまざまな石がゴロゴロ散乱している所」となってますね。

この西千里浜を進むと右に星生山が近くに見えます。

この途中からの星生山へのルートは私にも登れるかもしれないと思いましたが今日は通過です。
肥前ケ城に寄ろうかと思いましたがどこかわからず通り過ぎてしまいました。
西千里浜を過ぎ少し下った所で扇ケ鼻への分岐に着きました。

ここからガレ場の急登がありますが、そこを過ぎると平坦な道となり扇ケ鼻がすぐ右に見えます。
涌蓋山もこの辺りからよく見えます。


山頂には下の写真のような岩があります。

風があったのでこの岩陰で食事です。山頂は私一人で独占です。

下の写真は久住山方向と阿蘇方向です。

久住山の左には天狗ケ城と中岳が見えます。
阿蘇方向は写真ではわかりませんが肉眼ではぼんやりと根子岳他が見えました。

ここからまた扇ケ鼻分岐へ戻り牧の戸に向かいますが思ったより長い道のりでした。
沓掛山は久しぶりでしたが、梯子があったりするんですね。
通ったのは昔なのではっきりしませんが梯子は思い出せません。

ここの道は登り専用と下り専用に別れています。
それほどここを通る人が増えたんだろうと思います。

ここを通りしばらく進むと展望台があります。
牧の戸からここまでは道が歩き安いように整備されています。
ここをさらに下ると大きな展望台があります。
ここにも韓国からのグループの人がたくさんいました。
後でタクシーの運転手に聞くと韓国からの団体のバスが2台来ていたと言ってました。
牧の戸に下りましたがバスがなくタクシーを呼びました。
売店で聞きましたがみやまタクシー?だったか、ケータイの電話番号にかけるとすぐに着てくれました。
長者原までタクシーで降りてここからバスで豊後森、JR特急「湯布院の森」で帰りました。
この特急なかなかいいですね。全席指定で弁当もうまかったしコーヒー飲んだりゆっくりできました。

所で高所恐怖症から考えたそれぞれの山の感想ですが
平治岳   のぼれるかも?
大船山   近くまで行ってみないとわからない。段原付近まで行ってみたい。
天狗ケ城  あの急な崖が登れるか?
中岳    ちょっと遠くからではわからない。
星生山  西千里浜からのルートなら登れるかも?
白口岳  鉾立峠からは急なので無理かも
三俣山  諏蛾守越からならのぼれるかも。ただし全ての峰はむづかしいような気がする。

まだ他にも上りたい山がたくさんあるので次の機会がいつになるかわかりません。


コースタイム 
法華院温泉山荘(8:12)-諏蛾守越分岐(8:47)-久住分れ(9:35)-久住山頂(10:11)-久住分れ避難小屋(10:56)-星生山分岐(11:22)-扇ケ鼻分岐(11:32)-扇ケ鼻山頂(11:51)-扇ケ鼻分岐(12:22)-沓掛山梯子(12:54)-牧の戸(13:20)

歩行距離 9.1K  累積標高 +652m -695m


この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)
及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。
(承認番号平19総使、第620号)