山歩きの記録
           2008年4月5日 岳滅鬼山・障子ケ岳
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前回(3月1日)は雪のため途中で引き返しましたので再度挑戦です。
ここのロープ場はすごいです。
筋金入りの高所恐怖症の私から見るとこれは完全に危険度3です。
ここに比べると頭巾山、羅漢道は序の口です。雷山の洗谷でもここに比べるとまだまだです。
ただ危険度と恐怖度は少し違うかと思いますので、その辺は何とか。。。
ここをすごいと書いた人がいないのはやはり私は特別か。

しゃくなげ荘バス停で降りて車道を英彦山大権現の方向に向かいます。
大権現の前を通過し壊れた木の橋の手前で川を渡ります。
それからは杉林、沢を上り、黒岩山分岐を通過し大南林道分岐点に出ます。
  大南林道---これは「だいなんりんどう」と地元の人は呼ぶそうです。下の店で聞きました。
  勝手におおみなみと思ってました。
  ついでに深倉も聞くと「ふかくら」でこれは合ってました。

林道から岳滅鬼山登山口に向かい登山口から右に入ります。
杉林を登り、笹の中の急な道を登り右に曲がるとすぐに岳滅鬼峠に着きます。

ここからが今回の本番です。
右に急坂を上りますが、ロープと梯子を使って見晴らしの良い岩につきます。
下の写真の所を上がると展望の良い岩があります。前回は雪が積もってました。
この梯子下りる時に思いましたが、段差が大きいですね。
一番下でなかなか足が届かなかった。私の足が短いせいかな。


次に前回引き返した所にきましたが、笹に覆われたと思っていた所では道は左に曲がってました。
道ではない方向へ行こうとしていたようです。
最初のピークはここを過ぎてやはりすぐでした。
ただ今思うと引き返して良かったと思ってます。
最高点へのあの雪の積もった登りは私一人では危険でした。

ここのピークには何もありません。名もないピークです。
このピークから急な坂を下ります。
下る途中で女性の一人歩きの人とすれ違いましたが、この人、後ですごいと思いました。
この時にはまだすごいロープ場があるとは思いませんでした。

下の写真。前方に最高点のピークが見えます。


このピークへの登りがすごいです。がんばれの標識。

下の写真のようなロープ場があります。右側は私から見ればすぐ崖です。
右の写真の一番上には梯子があります。


上った所に下の標識があります。
すぐ先にしゃくなげ群生地の標識がありますが、まだまだ小さなつぼみでした。


ここから岳滅鬼山へは少し下り尾根を通って少し上ると到着です。
途中でご夫婦の方とすれ違いました。
結局今日会ったのは障子ケ岳を含めて三人だけでした。

尾根の左は崩壊したのか伐採のためか開けていてあまり気持ち良いものではありません。
山頂付近は木が倒れて荒れています。


下が山頂の写真です。標識の先の木の左に従走路の道がありました。


岳滅鬼山から振り返った最高点ピークです。


この岳滅鬼山のピークですが、ここまでいくつあるかわかりにくいです。
急な登りがあってそこからほとんど平坦になっていてもそこがピークのように感じます。
私はピークは3つのように思えます。
最初の名も無いピーク、最高点のピーク、岳滅鬼山のピークです。
GPS軌跡と等高線で調べると峠側にもう一つあるようですね。
ここはちょっとだけ下る(10m程度か?)のでピークと言えるかもしれません。
ピークの標高はおよそ980m、1000m、1040m、1035mです。

ここで食事を済ませすぐに出発しました。

登りがすごかったので、下りは不安でいっぱいですが降りないことには帰れません。
ロープの下りでふと考えましたが、ロープに全体重をかけて良いものかどうかです。
本に全体重をかけないようにとか書いたのがあるのを思い出しました。
ロープは簡単には切れたりはしないと思いますが?
全体重をかける方が楽ですが、なるべく木や木の根や岩を持ったりはしました。
やはり最高点ピークからの下りに一番気を使いました。
ここを無事降りるとその先は度胸がついて少し楽になりました。
多分何度か同じ所の上り下りを繰り返せば慣れるかもしれません。
技術的なことよりまず恐怖心をどうするかです。

岳滅鬼峠まで下ればそれからは2回目だし、普通の山道です。
大南林道まで引き返して時間があったので障子ケ岳へ向かいました。
林道を深倉園地の方へ向かいます。
20分程度林道を歩くと障子ケ岳登山口の標識が右に見つかります。

この登山道は林の中です。ロープはありません。単調な登りが続きます。
落ち葉で少し滑りやすい所があります。
最初ピークのような所につきますが、少し進むと下りになり先にピークが見えます。


狭い尾根を通り次のピークに登るとそこが山頂でした。

この障子ケ岳は尾根が長く道が先に続いて三角点はずっと先にあるようです。
時間の関係もあったのでここで引き返すことにしました。
展望は良くありませんが、最初のピークに戻る途中で英彦山の方向が林の間から見えました。


登山口まで下り、また林道を引き返して分岐から上ってきた道を通りバス停まで戻りました。


コースタイム 
しゃくなげ荘バス停(9:58)-木橋(10:16)-黒岩山分岐(10:35)-大南林道分岐(10:51)-岳滅鬼登山口(11:00)-岳滅鬼峠(11:17)-第一ピーク(11:39)-最高点ピーク(11:55)-岳滅鬼山(12:08)

岳滅鬼山()-最高点ピーク(12:28)-岳滅鬼峠(12:59)-大南林道分岐(13:19)-障子ケ岳登山口(13:37)-障子ケ岳(14:03)-障子ケ岳登山口(14:24)-大南林道分岐(14:43)-黒岩山分岐(14:54)-木橋(15:12)-しゃくなげ荘バス停(15:33)

歩行距離 11.8K  累積標高 900m


この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)
及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。
(承認番号平19総使、第620号)